あしあと
舞鶴ふるさと発見館(郷土資料館)だより 7月号
田辺籠城図(舞鶴市蔵 124㎝×106㎝)
細川幽斎による田辺城籠城戦は慶長5年(1600)7月21日から9月12日(旧暦)まで田辺城で繰り広げられました。豊臣秀吉の死後、石田三成と徳川家康の対立が深まっていました。丹後の領主細川忠興は、徳川家康に従って会津征伐に参戦していました。その留守中に石田三成の指示によって丹後は攻められました。丹後にのこっていた忠興の父幽斎は、他の城を焼き払い、居城田辺城に立て籠もりました。その数500、攻め手は15000とも言われましたが、朝廷は古今伝授の継承者である幽斎を惜しみ、開城を勧め、ついに52日間の籠城がとかれました。そして、3日後の関ヶ原で徳川家康が勝利しました。細川家は忠興の活躍とともに、幽斎が15000の兵を関ヶ原に参戦させずに田辺に足止めしたことも評価され、丹後12万石から豊前・豊後39万石に加増国替えされました。籠城図は現在10枚確認されています。幽斎の夫人麝香(じゃこう)が紅で配置を描いたものが元図だという言い伝えがありますが、現在のこっているものは一枚として同じものはありません。展示の籠城図は舞鶴市蔵のものです。
今月の一品は昭和初期の新舞鶴小学校6年生で使われた鉱物標本です。各自がこのような標本を教材として持っていたようです。水晶のようなきれいな石や、花崗岩など地球を知る石、石炭など産業に関わる石などを習いました。新舞鶴小学校は明治34年(1901)舞鶴に海軍鎮守府が設置され、それに伴い人口が格段に増えたために開設されました。(明治35年倉梯第三尋常小学校として開設、明治39年新舞鶴小学校と改称)
「岩見重太郎兼亮」(一部)月岡芳年画
「あやしい・・舞鶴」です。糸井文庫コーナーでは毎月テーマを決めて糸井文庫の浮世絵を紹介しています。今月7月16日から9月11日まで京都府ミュージアムフォーラム合同展覧会「あやしい・・京都~「あやしい!?」は探究のはじまり!」が開催されます。そこで、当資料館でも「あやしい!?」浮世絵を展示します。
①クイズラリーに参加して缶バッチをもらおう!
7月2日(土)~8月20日(土)の 土・日曜日 10:00~16:00
②自由研究 なんでも相談会
7月2日(土)~8月20日(土)の土・日曜日 10:00~16:00
(7/2・3・16・17・18・23・24・30・31、8/6・7・13・14・20)
※ふるさと発見おはなし会は、10:00~10:30
③古代のアクセサリー まが玉を作ってみよう!
8月11日(木/祝) 午前の部10:00~12:00/午後の部13:30~15:30
各回先着10人(要申込)参加費300円、小学校3年生以下は保護者同伴
申込み受付は7月1日9時から
いろいろなバッチが選べるよ!
じぶんだけのまが玉をつくろう!
お問い合わせは
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
電話 0773-75-8836 ファックス 0773-77-1314
(受付時間9:00~16:30)
住所 舞鶴市字南田辺1番地 (ゆうさい会館(西総合会館)1階北側)
展示室入場料 大人100円、市外学生50円 (サロンスペースは無料)
7月の休館日:4(月)・11(月)・19(火)・20(水)・25(月)
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
電話番号のかけ間違いにご注意ください!